- 🟢 かんたん要約(まずはこれだけでOK)
- 📖 くわしい説明(もっと知りたい方へ)
- 🧾 複合仕訳とは
- ⚠️ なぜ取引一覧の金額が違って見えるのか
- 🔍 正しい内訳を確認する方法
- 🖊️ 一覧での見え方を整えたい場合
- これから登録する場合
- すでに登録済みの取引を直したい場合
- 📊 確定申告・事業レポートへの影響
- 🛠️ 今後について
🟢 かんたん要約(まずはこれだけでOK)
複合仕訳(1つの取引に複数の科目が含まれる仕訳)では、取引一覧の金額は「支払い方法/受け取り方法」に登録した一番上の行の金額、勘定科目名は「勘定科目」に登録した一番上の行の科目が表示されます。どちらも合計額ではないため実際の取引額と違って見えることがありますが、会計処理自体は正しく行われているのでご安心ください。
- ✅ 帳簿の記録(仕訳)は正しく処理されています。おかしいのは一覧の見え方だけです。
- 💰 金額がズレて見えるのは、主に「受け取り方法/支払い方法」側を複数の行に分けたときです(入金から手数料などが差し引かれる収入のケースなど)。経費を複数の科目に分けただけの複合仕訳では、一覧の金額はズレません。
- 🧮 事業用に仕分けした取引では、金額の横に「事業:◯◯円」と、勘定科目側の全行を合計した事業分の金額が表示されています。取引の全体額はこちらが目安になります。
- 🔍 正しい内訳は、取引をタップ →「任意の設定」→「作成される仕訳」→ 鉛筆マーク →「仕訳の詳細設定」で確認できます。
- 📊 確定申告書や事業レポートには、複合仕訳のすべての金額が正しく反映されます。
- 🛠️ 現在、一覧表示自体が分かりやすくなるよう社内で改修を検討中です。
📖 くわしい説明(もっと知りたい方へ)
🧾 複合仕訳とは
1つの取引の中に、複数の勘定科目(お金の使い道や収入の種類ごとに付けた名前)を登録できる機能です。詳しくは 複合仕訳には対応している? をご覧ください。
例えば、以下のように「売上高」から複数の費用が差し引かれて、残りが入金されたようなケースで使われます。
- 借方:外注工賃 4,400円/地代家賃 55,000円/支払手数料 51,500円/売掛金 364,520円
- 貸方:売上高 475,420円
「借方(かりかた)」「貸方(かしかた)」は簿記の用語で、仕訳を左右に分けて記録するときの左側(借方)と右側(貸方)のことです。アプリ上では「勘定科目」と「支払い方法/受け取り方法」のどちらかに割り当てられます。上の例は収入の取引なので、貸方の「売上高」が「勘定科目」、借方の4行が「受け取り方法」側にあたります。
⚠️ なぜ取引一覧の金額が違って見えるのか
「取引一覧」画面では、複合仕訳に含まれる複数の科目のうち、各側の一番上の行だけが表示される仕様になっています。しかも、金額と科目名で見ている場所が違います。
一覧の表示箇所 | 表示される内容 |
金額 | 「支払い方法/受け取り方法」側の一番上の行の金額 |
右下の勘定科目名 | 「勘定科目」側の一番上の行の科目 |
金額の横の「事業:◯◯円」 | 「勘定科目」側の全行の合計(事業分) |
左上の小さなラベル | 口座名。口座を紐づけていない場合は「支払い方法/受け取り方法」側の一番上の行の科目名 |
上の例(収入取引、事業割合100%)では、一覧は次のように見えます。
- 金額:+4,400円(受け取り方法側の一番上の行である「外注工賃 4,400円」の金額)
- 勘定科目名:売上高
- 事業分:事業:475,420円(こちらが取引の全体額)
金額の +4,400円 だけが目に入ると、実際の取引額(475,420円)とはかけ離れた小さな金額に見えてしまうため、「金額がおかしいのでは」と感じられることがあります。
すべての複合仕訳で金額がズレるわけではありません。 例えば「現金 5,000円で、消耗品費 3,000円と通信費 2,000円を支払った」ような、経費側だけを複数の科目に分けた複合仕訳では、支払い方法側は1行(現金 5,000円)なので、一覧の金額は正しく -5,000円 と表示されます。この場合に違って見えるのは勘定科目名だけです。
🔍 正しい内訳を確認する方法
取引の詳しい内訳(すべての科目・金額)は、以下の手順で確認できます。
- 「取引一覧」で対象の取引をタップします。
- 「任意の設定」を押します。
- 「作成される仕訳」の右側にある鉛筆マークを押して、「仕訳の詳細設定」を開きます。
- 借方・貸方それぞれの科目と金額の内訳をすべて確認できます。
鉛筆マークは、その取引を「事業」に仕分けしているときだけ表示されます。「プライベート」や未仕分けの取引では表示されないのでご注意ください。
🖊️ 一覧での見え方を整えたい場合
一覧の金額を実際の取引額に近づけたい場合は、「支払い方法/受け取り方法」側の一番上の行に、メインにしたい科目(上の例であれば売掛金 364,520円)が来るようにします。
これから登録する場合
- 取引を登録するとき、「支払い方法/受け取り方法」に、一覧で見せたい科目(例:売掛金)を選びます。「勘定科目」には通常どおりの科目(例:売上高)を入力します。
- 登録後、「任意の設定」→「作成される仕訳」→ 鉛筆マーク →「仕訳の詳細設定」を開きます。
- 丸囲みの「+」アイコンから、残りの科目(手数料など)を追加し、一番上の行の金額を実際の入金額に調整します。
追加した行は常に末尾に追加されるため、最初に選んだ科目が一番上の行のまま保たれます。
すでに登録済みの取引を直したい場合
行を並べ替える機能はなく、一番上の行を削除することもできません(削除できるのは2行目以降です)。代わりに、「仕訳の詳細設定」で各行をタップして科目と金額を編集し、中身を入れ替えることで同じ結果にできます。
金融機関連携で取り込んだ取引は、「支払い方法/受け取り方法」側の一番上の行の金額を変更できません(実際の入出金額がそのまま入るため)。この場合は一覧の金額も実際の入出金額になるので、そもそもズレは発生しません。
なお、一覧の勘定科目名を変えたい場合は、「勘定科目」側の一番上の行を同じやり方で調整してください。
📊 確定申告・事業レポートへの影響
これは「取引一覧」画面での表示だけの問題です。複合仕訳に含まれるすべての科目・金額は、事業レポートや確定申告書の集計には正しく反映されます。ご安心ください。
🛠️ 今後について
一覧の表示がより分かりやすくなるよう、本記事の作成時点で社内の開発チームが改修を検討しています。対応時期は未定です。